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ヒラタカゲロウの寄生虫

前回ヒラタカゲロウに寄生しているのはハリガネムシ?と投稿しましたが、体の中で柔軟にトグロを巻いていることを考えると線虫の仲間である「糸片虫(シヘンチュウ)」が濃厚と思われます。
 いずれにしても幼虫の体内でここまで大きく育ってしまうものでしょうか?

16日に10mm程度のヒラタカゲロウ2匹を捕まえたところ2匹とも侵入されていました。ヒラタカゲロウの大きさが今の時期にしては大きすぎる(本来は羽化後)ので、この大きさのものは寄生虫に犯されているのかもしれません。
写真は撮ったのですが死んでは可哀想とすぐ放してしまいました。今思えば向学のため寄生虫が腹から抜け出すまで観察をすべきだったようです。近いうちにもう1回調査するつもりです。(シヘンチュウについては続き・・・・)0801161 0801162

糸片虫(シヘンチュウ)はいろいろな昆虫に寄生しますがカゲロウに寄生するシヘンチュウは特に有名です。
ハリガネムシの場合と同じで紙片虫も宿主の体を自分の都合のよいように操縦するところは同じですが、ハリガネムシがカマキリなどに寄生して雌雄関係なく宿主を水辺に操縦するのに対して、糸片虫は水辺に戻らないオスのカゲロウに入ってしまった場合このオスを「性転換」させることがわかっています。紙片虫に寄生されたオスはメスのような外見を示すようになり、メスの成虫のように渓流に沿って上流に向かって飛び適当な岩に降りて産卵?をしようとします。その時水中で糸片虫が脱出し、カゲロウは死んでしまいます。当然糸片虫に寄生された雌のカゲロウ成虫は自分から水の中に(卵を産むことなく)入って行くそうです。

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