« ウルマーシマトビケラ | トップページ | ヒロバネアミメカワゲラ »

天城山と鹿

Page001 Pict1584 「地球温暖化が原因で鹿が増えた」とよく耳にしますが、鹿の増えた原因は他にあると思います。

皮子平のマメザクラ再生活動で鹿の被害は避けて通れないところですが、彼らの増えた原因を温暖化でくくってしまう流れがあるようなので、一つ提案しておきたいと思います。

グラフは1961年からの伊豆半島石廊崎測候所(海岸)気温測定データの年間平均値で、平均気温と最低気温をインプットしてあります。天城山の山頂付近はこれより数度気温が下がりますが、鹿は寒くなれば移動しますし、元から住めない温度ではありません。グラフから温暖化の傾向は伺えますが(強引に回帰式も入れました)、温暖化前でも鹿が住むのに過酷な場所ではありませんでした。

鹿が増えてしまったのは、明治終わりに狼を絶滅させたこと、過剰な保護活動、里(のら)犬がいなくなったことなどが大きな原因ではないでしょうか?

話は変わりますが、伊東市にある「サクラの里」のウメノキゴケの写真です。びっしり張り付いていますが桜は元気です。害虫の潜入痕もありませんでした。

|

« ウルマーシマトビケラ | トップページ | ヒロバネアミメカワゲラ »

天城山」カテゴリの記事

コメント

塩谷さん、こんにちは。伊東の昆虫仲間です。天城やその近隣の鹿の被害は本当にひどいですね。伊東の奥野ダムでも鹿は日常見られます。過剰な保護、狼のいないこと、野良犬のいないこと、いずれもうなずけます。最近、なんでもかんでも温暖化のせいにするのはおかしいですね。ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハ、ムラサキツバメなどのチョウの北上にしても、温暖化だけのせいではないと思っています。ツマグロヒョウモンは耐寒性のあるスミレ科の園芸種の普及、ナガサキアゲハはミカン農家の減少で農薬散布されないミカンの木が放置されていること、ムラサキツバメは食樹のマテバシイが防風林などで多用されていることと無関係ではないと考えています。温暖化だけが原因ならば、ミカン科栽培種を食樹とするナガサキアゲハだけが近年北上しミカン科野生種を食樹とするモンキアゲハがなぜ北上しないのか、説明がつきません。虫屋としては観察できるチョウの種類が増えることはうれしいことなのですが、温暖化だけのせいにするのは危険なことですね。そこの植生を保護するために鹿の絶対数を減らす抜本的な対策はうてないのでしょうか?

投稿: azuma | 2009年1月26日 (月) 00時30分

コメントをありがとうございます。
ほんとうに識者、メディアとも言いっぱなしのところがあり、情報(間違った)の一人歩きが怖いですね。24日に家を出発してまだ千葉県にいます。今日帰る予定です。
8日のアイボール宜しくお願いします。

投稿: 和さん | 2009年1月26日 (月) 07時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/176661/43816435

この記事へのトラックバック一覧です: 天城山と鹿:

« ウルマーシマトビケラ | トップページ | ヒロバネアミメカワゲラ »